☆てらっちツーリングレポート☆
「瀬戸内一周・さびしんぼうが世界の中心で、愛を叫ぶぞなもしツーリング」
(なげーよタイトルが・・・)
〜後編
【3日目 5/2 松山〜高松〜京都】の続き

 そう、本館の更衣室に忘れてきてしまったのだ。朝の6時である。取りに行っても開いてるだろうか?いや、そもそもパーカーをとっておいてもらっているだろうか!?ダメ元で本館に向かって歩き出す。すると・・・。

 開いていた!朝湯に入りにきた人達がいる。ナルホド、この時間なら常時満室の個室にも入れる。希望がでてきた。さてパーカーはあるだろうか・・・。

 「あのー、昨日更衣室にパーカーを忘れたんですが、ありますでしょうか?」

 「これですか?」

 あったー!!!もぎりのおばちゃんが奥からもってきた「忘れ物箱」にはしっかりと僕のパーカーが入っていた。ますます松山と道後温泉が好きになった。何気に高校の時から着ているパーカーなので、結構思い入れがあるのだ。よかった!早速パーカーを着込み、まだ朝もやに煙る松山を後にした。





 ホテルを出て暫く走ると降ってきた。今日は晴れじゃないのか!?ちっきしょ〜!!嘆きながら国道11号線をひたすら東へ向かう。都市部と都市部を結ぶ幹線道路だけあって交通量は多い。とくに海が見えるわけでもなく、ひたすら1車線のまさに「移動のみの道」だ。まぁ天気良くないし雨宿りのコンビニには事欠かないし・・・。

 対向のバイクもカッパを着ていると、自分の進行方向も雨であることが判って気分が滅入る。ライダーならこの気持ちわかるだろう。朝早く出たので、時間には余裕がある。雨が降るとすぐコンビニに入って雨宿り、マシになると走り出す。そんなことを繰り返しているうちにだんだん晴れてきた。よしよし。

 今日の目標は2つ。うどんとセカチューだ。よく四国は、うどんうどんと言うがどれ程のものなのか!?先入観でいうと、「所詮うどん」である。学生の時いっつも学食で食べていたのがうどんだ。その為、自分の中ではうどんとは「安くて、味もソコソコのもの」。そういうイメージなのだ。

 四国のうどんはセルフが売りである。高松に近づくにつれ、「セルフ」の文字が多くなる。うどん王国高松だ。地図を確認しつつ、オススメの「山越うどん」へと向かう。13時30分にラストオーダーだというが、早く出発したお陰で間に合いそうだ。到着した頃には半袖で走れるくらい良い天気になっていた。

 角を曲がるとそこは「山越うど・・・・ええ!!!??」


 なんだこれは・・・またしても!!
いや、コレは予想していた。雑誌に紹介される程の有名店である。行列は覚悟の上だ。だがしかし・・・うぅむ・・・。

 実はこの行列は殆ど先頭の方で、この後ろにはUSJのアトラクションばりのツヅラ折りになった行列が続いているのだ。恐るべし山越うどん。

 ダシの入ったペットボトルを持っておばちゃんが忙しそうに右往左往している。「アレをぶっかけるのか」と思いつつも食べれるのはまだまだ先だ。







 そうこうしているうちに、やっと自分の番が回ってきた。注文を聞くおばちゃんの勢いに圧倒されながら、うどんを注文する。セルフでするトッピングをココで注文してしまい、少し恥ずかしい思いをする。通ぶって冷たいうどんを注文したのに・・・。まぁ良い、旅の恥はかき捨てである。








 どど〜ん!!やっとありつけました讃岐うどん。
 
お味は・・・。ふむ、麺が非常にモチモチしている。あとは・・・まぁ普通・・・。いや、美味しかった。ラーメン程自己主張しないのが良いトコロである。だからこそ素材の味がモロにでる。水の美味しさだとか色々。それを極めたのが讃岐うどんなんだなぁ。と関心することしきり。








 ようし、次はいよいよセカチューだ。テーブルマウンテンの様な不思議な形をした屋島が近づいてくる。ロケ地の庵治町はもうスグだ。途中高松市街を通過。さすが四国の玄関口だけあって大した都会ぶりだ。が、都会の国道の景色なんてドコも一緒「車屋、パチンコ屋、牛丼屋」である。

 国道から外れ、庵治町へ向かう。この時点で、地元のヒトに「あぁ、あいつセカチューに行くな」ってコトがわかってしまうので、なんだが一人で恥ずかしがる。自意識過剰もいいとこだ。そしてやっとこさ・・・。



 庵治町に到着!まずは町役場にてロケ地を確認。予想通り静かなところだ。セカチューがなければ他府県ナンバーが来ることはないだろう。

 まずは堤防でしょーということで、場所を確かめる。すぐ近くだ。










 堤防に到着。アイスクリン屋が常時「瞳を閉じて」を流している。観光客もまばらで、ブームは一段落した様子。駐車場に停まっている車のナンバーを見ると、意外と四国の車が多い。まぁ地元のヒトはブームがまっさかりの時は来ないものだ。いつでも来れるから。一段落したので来てみましたみたいなところか。











 堤防はこんな感じ。もっと細いかなーと思ったケドそうでもなかった。
そして・・・。












 やってしまいましたぁー!!セカチューごっこ。気分は大沢たかおです。周りは薄着だが、ジャケットを着ているお陰でますます雰囲気を醸し出すコトに成功。

 このシーンの映画予告編はコチラ!大沢たかお一瞬だけど・・・。
 回線の遅いヒトはコチラ







 町にはこの様な看板が設置してあり、さりげなく場所を案内している。だが、ロケ地で町興し!!って程、気合いが入っているわけでもなく、庵治町のマイペース振りに好感を持った。

 次はブランコかな〜と再びバイクを走らせるる。しかし・・・。










 ブランコは堤防のスグ上にあったのだ。しばらくバイクを走らせた後、ガイドマップを見て気付き再び堤防まで戻る。あぁ、あった階段だ。コレを上がるのか。

 ブランコに限らず、ロケ地の殆どは500m以内くらいに集中しているが、劇中ではそんな感じは微塵も感じられない。大したものだ。








 堤防を見ている間にも、ツーリングライダーが何人か来た。だがやっぱりこういう所はカップルで来るべきだろう。堤防とイエローコーンのジャケットは余りにも似合わない。さぁやることはやったし帰るか!!

 この後淡路島を通り、一気に京都まで。もう少し下調べをしていれば、もっと楽しめたかもしれない。だけど余計な情報を持ってなかったからコソの驚きや感動もあった。その辺のバランスが難しい所だ。
 答え、答え・・・。バイクを楽しめるかどうか。自分にとってバイクは手段の一つだ。別に走りを極めたいとも思わないし、第一CBじゃ無理だ。バイクにまつわる全てのものを楽しめばいい、肩肘張らずにいこう、というのが答えかな?だから昔程「バイクじゃなきゃダメ」みたいな考えはない。昔は若かったな。そんなコトを考えながら、帰途につくのであった・・・。

                                                              おわり

 どうでした?個人ツーレポ。なんだか公式より気合が入ってしまいましたね。個人のHPにアップする様な感じだなコリャ。長い文章を一生懸命読んでくださった方、すっ飛ばして写真の部分だけを読んだ方、アリガトウございました。このツーレポが少しでも役に立てれば幸いです。それではまた。 
                                                  管理人@てら


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