☆てらっちツーリングレポート☆
「瀬戸内一周・さびしんぼうが世界の中心で、愛を叫ぶぞなもしツーリング」
(なげーよタイトルが・・・)

どうも、当HP管理人のてらです。
4/30〜5/2の三日間、瀬戸内一周ツーリングに行ってきましたのでレポートします。
お暇な方はドウゾお付き合い下さい。

今回のルートです。まさに瀬戸内一周!!
4/30京都〜岡山 5/1岡山〜松山 5/2松山〜京都

 僕が瀬戸内一周した理由はいくつかあります。まずは尾道。大林宣彦監督の「さびしんぼう」を観て「あぁ、いい所だな〜。いつか尾道に行って夕日を見ながらのほほんと海を眺めてみたいな〜。」と常々思っていたのです。

 もう一つは道後温泉。バイク乗りなら温泉が三度のメシよりも好きということはもはや定説ですが、道後温泉は超メジャーな観光地なこともあって、イマイチ気が引けていたのです。が、「これに入らずして温泉は語れまい」と一念発起。松山を目標にしてツーリングすることにしました。

 そして四国といえば、当TCのある男性が何回も観てその度に号泣していたという「世界の中心で、愛を叫ぶ」のロケ地。場所は高松の近くということもあり、帰りに丁度通るので行ってみたかったからです。
〜前編
【1日目 4/30 京都〜岡山】
 実は前日までツーリングに行こうかどうしようか迷っていた。と、いうか行くつもりはあんまりなかった。いつからだろう、ツーリングに行くのに事前に計画を立てなくなったのは。バイクに乗って16年、高2の時にはもう一人で北海道をツーリングしていた。バイクで沖縄にも行った。最南端の波照間島も、最西端の与那国島にも行った。
 バイクは楽しい。でも今ではあの頃の様な気持ちでバイクに乗れていない。なぜだろう・・・?よし、ここはその答えを見つける為にもツーリングにでてみるか!と思い立ったのは午後3時。タンクバックに洗面道具と軽い着替えだけを詰め込んで、僕は自分探しの旅に出かけた。

 1日目はひたすら高速でイッキに岡山まで。昭文社の昔のツーリングマップなので中国道が山陽道と繋がってなく、、一回降りなきゃな〜とか思ってたら高速が繋がっててビックリ。どうりで古い地図なわけだ、大学時代にこの地図で室戸〜足摺〜大分〜鹿児島と回ったっけ、と若き自分を思い出す。


 岡山はひたすら桃太郎だった。何から何まで桃太郎だ。桃太郎通り、桃太郎体育館、桃太郎ミュージアム。桃太郎はそこそこに、早速岡山駅近くのビジネスホテルに飛び込む。


  「あの〜、一人なんですが泊まれますか?」
  
  「はい、お部屋はご用意できますが、バイクに関しては責任を持てないのですがそれでもよろしいでしょうか。」

  
  
「あ、はい。お願いします。」
  (ぐお〜、岡山ってそんなに治安が悪いのか、とビビりつつチェーンを持ってこなかったコトを悔やむ)


 見知らぬ土地というのはワクワクすることもあるが、同時に危険でもある。特にやんちゃなヤツが好きそうな旧車ともなれば不安は倍増である。うぅむ、岡山恐るべし・・・。
 あ、写真は2日目から撮ったのでもうしばらくお付き合いの程を・・・。


【2日目 5/1 岡山〜尾道〜松山】
 さぁ、今日はいよいよアノ尾道三部作「さびしんぼう」の舞台の尾道だ!と起床するも生憎の雨模様。バイク乗りにとってツーリングの思い出を左右するもの、それは雨。晴れてさえいればバイク乗りは満足なのだ。渋滞してようと、道を間違えようと、晴れてさえいればルンルンだ。だがしかし雨。しかし雨が降らないと我々は飲み水にすら窮してしまう。命の雨だ。と自分に言い聞かせてバイクを西に向ける。

 昼前には尾道に着く。雨はまだ降っているが、やみそうなので暫くSATYで雨宿りをする。ついでにSATY内の海の家みたいなショボイ喫茶店で昼食。広島風お好み焼きと思われるものを注文する。とりあえずそばの上にお好み焼きがのっていれば広島風なのだろう。以下注文した時の会話↓


  僕「え〜、お好み焼きを」

  店「イカにしますか?肉にしますか?」

  僕「・・・?え、何?」

  店「イカにしますか?にしますか?」

  僕「・・・(に、肉!?予想してなかった言葉にビックリ。豚のことか・・・)。あ、じゃあ肉。」

 国内で味わう微妙なカルチャーショックは楽しいものだ。演歌の流れる店内で一人、豚玉on theそばのハーモニーを楽しむ。待った甲斐があり、雨がやむ。「ようし、尾道観光するぞ!」と意気揚々と海の方へ。すると・・・。




 お祭りをやっている。どうやら港祭りみたいなことをやっているらしい。エラい賑わいだ。いや、違う、違うんだ、僕の思い描いていた尾道はもっと素朴で、うら寂しくて・・・。と思っていたら・・・。
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 なんだこの行列わぁ!!!!
ラーメン屋の行列である。いわゆるご当地ラーメン「尾道ラーメン」である。僕の中の尾道のイメージがガラガラと音を立てて崩れていく。あぁ大林はん・・・。









 しかもしかも!僕はミスをしてしまった。きっと「さびしんぼう」情報でいっぱいであろうと思っていた「おのみち映画資料館」は小津安二郎監督の作品ばかりではないか!!大失敗だ。この時ばかりは事前に計画して下調べをしなかった自分を悔いた。
 
 いきあたりばったりの旅の楽しさを知った自分は、何か下調べをすることに抵抗感があり特にしなかったのだ。後で知ったのだが「さびしんぼう」情報は尾道駅の方の「しまなみ交流会館」にあるらしい。あぁ、富田はん・・・。






 気を取り直して岸壁へ。あぁ、夕焼けに染まる尾道を見たかった。日数に余裕はあったが、尾道の予想以上の発展振りに落胆し四国へ渡ることにする。天気も悪いし。

 しかし観光客の勝手な思い込みも地元のヒトにとっては迷惑だろう。便利になるに越したコトはないし、ヒトが集まるのは地域経済にとって重要だなことだ。他府県の人間に何も言う権利はない。










しまなみ海道にのる為、向かいに見える島に渡し舟で渡る。「さびしんぼう」にもでてきた渡し舟だ。対岸までは4分くらい













 こんな感じで。船は前も後ろもこんな形なので、方向転換することなく乗り降りできる。











 このあと沢山の島、沢山の料金所を通り四国へ渡る。有料道路の「しまなみ海道」は一本で繋がってて一気に四国に行けると思っていたのだが、結構島ごとに降りたりまた乗ったりしなければならない。途中に会ったライダーは、そうしないと島にお金が落ちないからだろう、と言っていた。もっともである。橋からの景色は・・・見渡す限りグレーだった。残念。

 天候は微妙でカッパを脱いだり着たり落ち着かない。そうこうしているうちに松山市へ到着・・・。

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